看護師のキャリアを考える

看護師キャリア

2016年にキャリアカウンセラーを国家資格としキャリアコンサルタントの養成をはじめ、現在日本で登録されているキャリアコンサルタントは75137名(2024年8月現在)です。

今、小学生からキャリア教育がなされ、企業でもキャリア支援室を置きキャリア支援を受けられる環境にある労働者は多くいると思います。

では、病院はどうでしょうか?

独立したキャリア支援室が置かれキャリアコンサルタントが配置されている病院はどれだけあるのでしょうか?少なくとも、私が今まで勤めた職場にはありませんでした。また、教育担当専任として働いていた頃、キャリア支援を積極的に行いたい旨を職場に相談したところ、このように言われました。

「キャリア支援は看護師長の仕事です」

確かに、看護師長も支援するでしょう。ですが、私のところに相談に来たスタッフはほぼ全員「自分で決めろと言われました」と言います。それも間違いではありません。ですが、それだけではダメなのです。

なぜキャリアに迷うか? それは「価値観」です。

自分は何を大切に生きていきたいのか?

それが明確な人は、殆どいないのではないでしょうか?それを共に紐解いていくのが、キャリアコンサルタントです。それに気づけるからこそ、自分のキャリアを自分で決めることができるのです。

看護師の求人は無限にあります。だからこそ、転職も多いし離職も多い。

それが明るい事情ではない人はとても多いと思います。

転職も離職も悪いことではありません。でも「なんとなく」でこの先のキャリアを決めてほしくないとは思います。しっかり自己の価値観を見つめ、自分の生き方を考えた上で選択してほしいのです。そうすれば、既卒看護師の離職率が16.6%1という高い数字にはならないと思うのです。

看護師にもキャリア支援を

病院にもキャリア支援室を、キャリアコンサルタントを

この願いを持ち、看護師としてキャリアコンサルタントとして、活動しています。

  1. 公益社団法人日本看護協会「2022年病院看護実態調査」より ↩︎
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